肩のこり、実は「手の小指側」から
「いくらもんでも、肩甲骨まわりのこりがぶり返す」
そんなお声をよく伺います。 肩の外側や肩甲骨まわりのつらさには、少し離れた「手の小指側」からアプローチするという考え方があります。
なぜ、肩から離れた小指側なのか
東洋医学と、筋膜という2つの異なる見方が、どちらもよく似たルートを示しています。
東洋医学の視点:小腸経
「手の太陽小腸経」は、小指の先から始まり、腕の小指側を通って、肩甲骨、首の横へとつながる流れです。 肩甲骨まわりや首肩のこりと関係が深いとされています。
筋膜の視点:バックアームライン
筋膜のつながりを示す「ディープ・バックアーム・ライン」も、小指側から肩甲骨まわりの筋肉、首・背中へとつながっているとされ、 経絡とほぼ同じルートをたどります。
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スマホ操作などで親指ばかり使う生活が続くと、小指側の働きが弱まり、 このラインへの刺激が減って、肩まわりの安定に関わる筋肉がうまく働きにくくなることがあると指摘されています。
肩をもんでもすぐ戻ってしまうのは、このあたりに理由があるのかもしれません。
今日からできる「手の小指側」ケア
- 小指をやさしく反らしたり、軽く回したりして動かす
- 手首の小指側(手のひらを上にしたとき、小指の付け根から手首に下りたくぼみ)を、反対の親指でゆっくり押す
- 強く押しすぎず、痛気持ちいい程度で十分です
デスクワークの合間や、信号待ちの時間でもできます。力を入れるより、続けることのほうが大切です。
こんなときは無理をせず
手や腕にしびれがある場合、押しても痛みが強い場合は、無理をしないでください。 症状が続くときは医療機関へご相談ください。
セルフケアを続けてもつらさが残る場合は、「気のせい」と思わず、一度お話を聞かせてください。