寝ても疲れが取れない。「寝つきが良い」が手がかりかもしれません
「7時間は寝ているのに、朝からだるい」
「日中、強い眠気に襲われる」
そんなお声を、よく伺います。 病院で検査を受けても異常は見つからず、どうしたらいいか分からないまま過ごしている方も少なくありません。
睡眠は、時間だけでなく「質」も大切です。 何時間寝たかだけを見ていると、見落としてしまうことがあります。
布団に入って5分で眠れる方へ
横になってすぐ眠れる。これは一般に「寝つきが良い」と言われます。 ですが、5分以内に眠ってしまうのは、必ずしも良いサインとは限りません。
脳が限界に達して、気絶に近い状態に入っているサインだと言われています。 健康な状態であれば、入眠までに10〜20分ほどかかるのが自然です。
心当たりのある方は、寝つきの良さを長所ではなく、睡眠が足りていない手がかりとして見てみてください。
今夜から試せる3つのこと
いきなり全部やろうとしなくて構いません。できそうなものから、少しずつで十分です。
1ベッドのそばにスマホと充電器を置かない
脳に「ベッドは寝る場所」と覚えてもらうことが大切です。 手を伸ばせば届くところにスマホがあると、意志の力だけで我慢するのは難しくなります。 充電器ごと別の部屋に移して、触れない環境を物理的につくってしまうほうが確実です。
25分未満で眠る日が続くなら、就寝を早める
すぐ眠ってしまう状態が続くようなら、寝る時間を少し早めてみてください。 それでも5分未満で眠る日が続くようであれば、さらに早めて様子を見ます。
足りていない分を取り戻すまでには、少し時間がかかります。一日二日で判断せず、3週間ほどは続けてみてください。
320分眠れなければ、一度ベッドから出る
これは不眠治療の現場で使われる「刺激制御法」という考え方を応用したものです。
ベッドの中で眠れないまま悶々と過ごすほど、脳は「ベッド=眠れない場所」と学習してしまいます。 眠れないときはいったん起きて、別の場所で静かに過ごし、眠くなったらまた戻る。これを繰り返します。
このとき、スマホを見るのは避けてください。画面の光が脳を目覚めさせてしまい、逆効果になります。
それでも続くつらさには
検査では異常がなくても、慢性的な睡眠の不調は、からだにとって大きな負担です。 自律神経の乱れが背景にあると言われることもあります。
鍼灸でからだのバランスを整えるという選択肢もあります。 「気のせいかもしれない」と思って我慢される方が多い症状ですが、 そのまま抱え続ける必要はありません。
どんなふうにつらいのか、いつ頃からなのか。 まずはお話を聞かせていただくところから始めます。
眠りのことでお悩みの方へ
「これくらいで相談してもいいのかな」と迷われたら、
まずはお話だけでも聞かせてください。
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